高浜町新庁舎・高浜公民館 第2回住民説明会
更新日:2019年4月18日
平成25年8月17日(土)午後7時より、「高浜町新庁舎・高浜公民館についての第2回住民説明会」が、高浜町文化会館小ホールにおいて開催されました。
概要
「高浜町新庁舎・高浜公民館建て替えの基本設計案の策定」については、これまで、“新庁舎公民館建設検討委員会”、“高浜公民館を考える会”の方々と意見を交わし、町民の皆さんからのご意見を賜りながら検討を重ねてまいりましたが、この程「高浜町新庁舎・高浜公民館の基本設計案」が取りまとまりました。そこで多くの町民の皆さんに基本設計案をご覧いただきたいと考え、“第2回住民説明会”を開催しました。
第2回住民説明会の内容
【開会の挨拶】
新庁舎公民館の基本設計案は、4月の第1回住民説明会から幾度の設計変更を繰り返し、本日の説明会に至りました。新庁舎公民館建設は高浜コンパクトシティ構想の非常に大きなプロジェクトのひとつであり、意見の集約に出来る限り時間をかけてきました。その結果、みなさんの意見を最大限反映した、1つの最大公約数的な基本設計案になったと思います。(野瀬町長)
【これまでの経過の説明】
楽しく使いやすい新庁舎公民館を町民のみなさんと一緒につくるために、主に以下のようなスケジュールで検討を進めてきました。
-平成24年-
3月 基本設計の策定。
8月 福井大学教授などの有識者や町民の代表者など14名からなる建設検討委員会を設置。
(現在まで合計8回の検討委員会を開催。)
10月 新庁舎公民館建設を考えるフォーラム開催。プロポーザルの募集開始。
-平成25年-
2月15日 プロポーザルを経て“日本設計、未来プランニング設計共同体”と基本設計契約終結。
4月24日 第1回住民説明会(町民のみなさんに初めて基本設計案を提示)
5月28日 第1回住民ワークショップ
6月14日 第2回住民ワークショップ
(2回のワークショップで町民のみなさんとの意見交換。)
8月17日 第2回住民説明会
【建設検討委員会からの感想】
建設検討委員会では、都市計画マスタープランに基づき、町民に開かれた庁舎公民館になっているか?防災の拠点としての機能を持っているか?風景都市として環境にあっているか?人間の5感に安心できる建物か?そういった観点から検討を重ねてきました。また青葉山の景観にあった勾配の屋根や、丹後街道沿いの伝統的民家の技法を取り入れ、高浜のシンボルになるような新庁舎公民館にし、人口減少化の中で、高浜町が“選ばれる町”にするにはどうすればよいかという点も考慮し提案してきました。(石橋さん)
【公民館を考える会からの感想】
公民館を考える会では、建設検討委員会で揉まれた基本設計案を基に、設備内容などについて意見出しや検討を重ねてきました。これからは、「高浜地区」に相応しい“公民館活動”、“生涯学習”などを考えていくことが重要となるため、運用面など“具体的な使い方”を検討していくことが重要だと考えています。(赤嶋さん)
2回のワークショップで町民のみなさんからいただいた意見を基に、以下のように基本設計案を検討しました。
■コミュニティゾーンについて
- 利用実態を懸念し中庭を廃止した。
- コミュニティゾーンを1階中央部に集めエントランス方式とした。
- 活気ある場とするためにカフェを検討。運営方法等はこれから検討していく。
■庁舎について
- 管理運営の円滑化のため、庁舎と公民館の管理区分を明確に分けた。
- 庁舎と公民館の玄関を別々に設けた方がよいという意見もあったが、コミュニティの場の活性化のため、コミュニティゾーンを介して庁舎や公民館に入るようにした。
- エスカレータはエレベータに比べコストも高く見送った。
- 緊急時にストレッチャーに対応できるようにするため、エレベータは15人乗りとした。
■公民館について
- 敷地の有効活用のため、平屋建てから2階建てとした。
- 図書コーナーに関しては、中央図書館との住み分けを検討する必要がある。
- 利用環境の向上のため、公民館の周辺に緑地広場を3ヶ所設けた。
■防災機能について
- 防災機能として拠点所機能と避難所機能が考えられるが、避難所は高浜町の他の施設などに多く存在するために、新庁舎公民館は拠点機能に専念し混乱が生じないように住み分けをする事とした。ただし一時的な避難所機能は備えている。
■駐車場について
- まちなかからのアクセス向上のため北側にも駐車場を設けた。
- 行事や災害時に対応するため、大型バスの乗り入れを可能にした。
【建物の概要】
主要構造 鉄筋コンクリート造
階数 3階建て
延べ床面積 約6,700㎡
来庁駐車場 75台(うち車椅子用3台)
概算事業費 31億円(道路整備費用含む)
【意見交換】
環境に優しい新庁舎公民館にする事が大切だと考えているので、建物上部を木造としてほしい。集成材であれば防火・耐震に関してもクリアーできるのでは?また南面の屋根への太陽光パネルの設置や、木質ボイラーを使った空調も検討してほしい。
⇒ 防災機能を最優先した上で、集成材の使用について現在情報を集めています。また課題は多くあるが、なるべく地場産の木材を使いたいと考えています。太陽光パネルに関しては、景観上全面に使用する事は考えにくいが、規模も含めてこれから検討していきたい。空調に関しても実施設計の中で検討していきたい。
【今後のスケジュールについて】
- 実施設計についてのワークショップを検討しています。
- 各地区での説明会を検討しています。
【閉会の挨拶】
第1回住民説明会から4ヶ月の間、多くのご意見をいただき感謝しております。これからの実施設計でも町民のみなさんからご意見をいただき、協働でのまちづくりを進めていきたいと考えておりますので、ご協力お願いします。(岡本副町長)
このページに関するお問い合わせ先
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