人がつながる住環境の整備
更新日:2019年4月17日
現状・課題
高浜町では2000年頃から人口減少に突入し、人口流出や高齢化が顕著になって来ています。
この状況が続くと、地域のつながりの希薄化が進み、その結果、社会的弱者の孤立、地域セキュリティ機能の低下、地域の歴史や文化を伝える機会の減少などが、町の課題として現れてくると考えています。
対策・整備方針
町ではそれらの問題の解決には、地域のつながり(地域コミュニティ)を維持することがとても大きな力になると考えています。そのためには住まいやくらしの環境を魅力のあるものにして、”今、住んでいる人に今後も住み続けてもらうこと”と”新たにここに住みたい”と考える人が増えることが大切です。
“地域を構成する”人”が自分たちの住む”まち”、”地域”を考える”
そのため、町では地域の景観について考える機会を作ったり、井戸端会議、散歩中に休憩が出来るようなポケットパークの整備を検討するなど、地域の住環境の改善や向上のための景観整備、資源の活用を通して地域のつながりが維持される、再構成されるような取り組みが必要であると考えます。
*1ポケットパーク
公園(500m²以上)ほどの広さは無いが、町なかのわずかな空間を利用して歩行者や住民に休憩や語らいの場所を提供し、環境の向上と改善に役立たせる場所。
○高浜町を魅力ある町にする”地域のつながり(地域コミュニティ)”を醸成するきっかけ作りとして、次のような取組みを進めていきます。
受け継がれてきた建築技術を、高浜建築により次世代に引き継ぐ
地元大工を中心に、地元職人、地元設計士、大学、行政などが連携し、地元建材を利用した、高浜の自然から生まれ、引き継がれた風景に合う建物を提案、建築する勉強会など地域づくりの活動を支援します。
そこでは、昔からの建築技術と新技術の融合により、環境に負担をかけずに快適な生活が実現され、次世代に受け継がれる高浜建築の検討を行っていきます。
伝統的民家がある景観を守る
旧丹後街道沿道地区が伝統的民家群保存活用推進地区に指定されました。
地域の魅力を守る心を育て、町並みを活かした花植えや夜間の景観の演出・実践のための勉強会など地域づくりの活動を支援します。
竹垣・植栽による彩り
コミュニケーションの場である道端を彩る緑化の推進を行います。(竹垣は風情のある町並みをつくるだけでなく、青葉山麓の竹林の有効活用を図る上でも効果があります。)
進捗状況
Q&A
Q 町なかの住環境の整備を進めていくのに、どうしてハードの取り組みだけでなく、人づくりへの投資が必要になるのですか?
A 地域を再生するまちづくりにはそれを実行する仕組みが必要です。人を繋げ、そしてその人が活躍し役割を果たす仕組みであり、それらがネットワーク機能を果たすことが重要となります。人的ネットワークづくりに向けた取り組み、そこへ繋げていく投資が重要になると思います。
このページに関するお問い合わせ先
- 建設整備課
- 電話番号:0770-72-7702
- ファックス番号:0770-72-4000
- メールアドレス:kensetu@town.takahama.lg.jp