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伝統ある漁業の再生

更新日:2019年4月17日

現状・課題

漁港水産業を取り巻く環境は、漁獲量の減少や魚価の低下、後継者不足、施設の老朽化に加え、燃料費の高騰などさまざまな問題を抱えている状況にあります。

そのため、高浜町の水産業が抱える問題点・課題を整理、抽出して、今後の高浜町の活力ある漁業、水産業の振興のあり方について関係者との 協議を行いながら進めていく必要があります。

対策・整備方針

平成24年度中に「高浜水産業振興計画」を固め、漁業活動の効率化や6次産業の振興・ブランド化、担い手問題などの解決に向けた地場産業の活性化を図ります。

  1. 流通改善に向けた取組みとして、水揚げ場の集約化や市場の衛生管理化などを進めます。
  2. 後継者育成機会としての漁業の健全経営支援や漁協女性部・青年部活動の再構築を進めます。
  3. 直販・海鮮レストラン・バーベキューによる食の展開や漁業、魚食文化体験学習などの観光事業、海水浴場、海釣り公園など既存資源の活用による6次産業の振興を進めます。

進捗状況

水産協議会平成24年5月12日に「高浜水産業振興協議会」を立上げ、

  • 「漁業者個人や漁協の経営改善」
  • 「衛生管理体制の確立」
  • 「経営効率の改善」
  • 「6次産業化」
  • 「周辺の観光施設と合わせた漁港再整備」

等の検討を行っています。

現在は、町内各地区の漁港の状況を漁業関係者から聞き取り、高浜水産業振興に向けた課題の取りまとめを進めています。
今後は6次産業の具体的な検討を進めるため、漁協、魚商メンバーによる勉強会を進める他、必要に応じて現地聞き取り調査や先進地視察を実施していきます。

◎ここからは、『高浜水産業振興協議会』で協議・検討していることと、『6次産業勉強会』で協議・検討していることそれぞれの流れごとに紹介させていただきます。

【●高浜水産業振興協議会

「将来的な高浜町の活力ある漁業・水産業の振興を目指します!」

平成24512日 第1回高浜水産業振興協議会

高浜町の漁業をとりまく環境は、漁港、市場施設など基盤施設の老朽化、漁獲量の減少、漁業従事者の高齢化、担い手不足などの課題を抱えています。「高浜水産業振興協議会」は、これらの改善に向けた、高浜町の水産業の将来ビジョンと高浜漁港の整備方針をまとめていくことを目的に発足したものです。

会議写真

協議会のメンバーは、若狭高浜漁協が主体となり、漁業関係者、魚商関係者、福井県、高浜町が参加しています。協議会での取り組みとして、「漁業者個人や漁協の経営改善」、「衛生管理体制の確立」、「経営効率の改善」、「6次産業化」、「周辺の観光施設と合わせた漁港再整備」などの検討を行っていき、高浜水産業の目指す姿を導きます。

■平成24年7月10日 第2回高浜水産業振興協議会

第2回協議会では、長年漁村の資源を活用した身の丈に合った女性起業を支援している東海大学の関いずみ准教授をお招きし「全国の漁村における女性起業の取組事例」をテーマに、起業までの取組過程や水産資源の活用、地産地消の推進などについて、全国各地の事例を紹介していただきました。
た、事務局からは町内のそれぞれの漁村での地元漁業者からの聞き取り結果をとりまとめた、高浜町の水産業の現状について報告がありました。
その後、これらの情報を材料に協議会メンバーで意見交換を行いました。
事務局では、現地での聞き取り調査から得られた高浜町の水産業の現状と協議会での意見を踏まえ、第3回協議会に向けて高浜町の水産業振興の問題点・課題を精査していくことになりました。

水産協議会2

平成24年9月10日 第3回高浜水産業振興協議会

第3回協議会では、現地聞き取り調査や第2回協議会での意見交換などの結果を踏まえて再整理した、高浜町の水産業の問題点・課題を事務局から説明するとともに、その内容について協議会メンバーによる意見交換を行いました。
意見交換では、流通改善や漁業後継者対策、6次産業の推進などについて活発な意見が交わされました。
今後事務局では、第4回協議会に向けて、高浜町内の全漁業者を対象とした高浜町の水産業に関するアンケート調査を実施することで、水産業振興に関する課題や意識、将来展望など現場の生の声を集め、より正確な分析に結びつけていきます。

水産協議会4

【●6次産業勉強会】

「漁業者の所得の向上に向けた高浜町水産振興の取組みを検討します!」

■平成24828日 第1回6次産業勉強会

6次産業勉強会は、高浜水産業振興協議会の下部組織として、漁業関係者、魚商関係者から選ばれたメンバーと高浜町で構成され、高浜町にふさわしい漁業を核とした直売所や食堂・レストランなどの6次産業のあり方について検討を行うこととしています。また、この勉強会で議論した内容は、高浜水産業振興協議会にも随時、議題や提案として挙げ、協議会メンバーで意見交換していきます。
本勉強会は、高浜水産協議会の牽引者あるいはアイデアグループとして期待されます。

1回勉強会1
1回勉強会2

6次産業・・・これまでの獲る漁業から、加工・販売・流通まで漁業者が関わることで、付加価値をつけ、漁業者の所得の向上を図る取組み

■平成241025日 第2回6次産業勉強会

第2回勉強会では、食をテーマに「地魚の活用方法やブランドづくり」について、実際に地魚を使用したメニュー(グジのフルコース)の試食会を開催しました。参加した勉強会メンバーの評価はおおむね高い一方、メニューに関する評価や改良点などのほか、食材確保、保存(冷凍)方法、販売方法など、実用化に向け、より具体的な内容について活発な意見が交わされました。
今後、先進地視察などを行い、地魚の活用に向けた具体的な取り組みについて検討していくことが確認されました。

2回勉強会12回勉強会2

2回勉強会32回勉強会4

■平成24111320日 第3回6次産業勉強会

第3回勉強会では、高浜の水産業を支える基盤となる高浜漁港の「市場施設を含めた漁港施設の再整備」などをテーマに、勉強会メンバーによる意見交換を行いました。
市場を含めた漁港施設については、建物の老朽化や漁船利用者側から見た施設の活用状況や課題、効率的な施設配置のアイデアなど、今後検討を進めていく上で大事な参考意見がたくさん出されました。

3回勉強会

今後、事務局では勉強会で得られた意見やアイデアを整理検討し、市場を含めた漁港整備計画検討案作りの参考にしていきます。

■平成241214日 第4回6次産業勉強会

第4回会議では、第4回高浜水産業振興協議会での意見を基に、漁港関連施設の配置計画について検討した結果、今後、主な施設を塩土側に設ける方向で検討して行くことの報告がなされました。
そのため、荷捌き施設が塩土側になった場合に、安全に大型定置網船を係船するための対策の検討や、事代側に、現在、置いてある網や漁具などを保管するための船小屋風の倉庫設置、ライトアップの検討など意見が出されました。
この外、荷捌き場のドアも潮風による影響や腐食を考慮する必要があるし、エコに配慮した設備の取り組みが必要との堤案もありましたので、今後の勉強会の議題としていく予定です。
次回の勉強会は、今後の6次産業勉強会をより具体的に進めていくため、平成2511819日に衛生管理市場の先進地である山口県萩漁港を視察します。

4回勉強会

視察研修のまとめ「6次産業勉強会(1月18日19、山口県萩市・下関市)資料」

1)資料内容
1月18日(金)山口県萩市

  1. 萩地方卸売市場
  2. 道の駅しーまーと

1月19日(土)山口県下関市

  1. 唐戸市場(からといちば)

『資料PDF:山口県視察結果』

■平成2525日 第5回6次産業勉強会

第5回6次産業勉強会では、魚商組合の施設配置計画案について趣旨説明がありました。
市場関連施設と再開発施設は別棟で考えていき、再開発施設は、市場とスーパーが融合したイメージで考えており、建物面積は1,5001,700ヘイベイ程度とし、また、アクセス道路についても、利用者の安全が確保できるように道路線形を配慮しています。
その後の意見交換では、駐車場の台数は3050台程度は確保したい、市場関連施設の生け簀には定置漁業で獲れた魚も養殖の魚もどちらでも対応できるようにしたい、バーベキュー場は夏場の利用だけでなく通年利用ができる施設としたいなどの意見を出し合いました。

5回勉強会

Q&A

Q.一次産業従事者の減少という根本的な問題に対するソフト事業の対策が必要ではないでしょうか。
A.平成24年度に水産業の課題である後継者問題、従事者の就労環境等の議論を深め、産直市場、食堂、加工場開発などの6次産業化や食の安全による高付加価値化・ブランド化の検討など漁業振興ビジョンづくりを纏め、翌年度より、それら漁業振興計画を進めていきます。

五色貝
Q.6次産業とありますがどのようなことを計画しているのでしょうか。
A.海産物の直売所やレストランの経営などを計画しています。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ先

建設整備課
電話番号:0770-72-7702
ファックス番号:0770-72-4000
メールアドレス:kensetu@town.takahama.lg.jp

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