

はらぺこあおむしの畑を見ては「百姓仕事、がんばらなあかんで~」といつも声をかけてくれる脇坂公園管理組合の山下敬太郎さん。| 米谷 公孝 (こめたにまさたか) 「料理人が認めたイノシシの肉を提供する猟師」 一生懸命作ったサツマイモ。収穫しようと思ったらイノシシに全部食べられた。里と山の境界線を越えてくる獣をどうにかしなくては・・・。米谷さんの父・喜一さんは猟師となり、罠猟を始めました。公孝さんは父親の捕ってきた動物をさばく役割。会社勤めを終えて、何時間もかけてさばいたイノシシや鹿を知人に食べてもらおうと思っても、獣臭さであまりおいしく食べてもらえない。試行錯誤を繰り返し、血の抜き方、さばく方法、作業時間などを工夫し、今ではおいしいと言ってもらえるお肉を提供されています。 「きちんとおいしくいただけてこそ、命に感謝できる」 米谷さんは言います。 今は父と共に猟師となり罠猟をはじめて2年が経ちました。罠を仕掛けるためには、動物の行動パターンを学ぶ必要がある。猟を実践する一方で本を読み、知識を深めていくうちに、自分達人間と山に住む動物たちの共存方法を模索するようになりました。 「山の近くの放置田畑をほっておくと獣が山から人里へ接近しやすくなる。さらにそこに木を植えると獣道を作ることになり、結果、里と山の境界が失われていく。ただ、青葉山の麓近辺はサルによる被害が多く、頭のいいサルは野菜の味をおぼえると、きちんと境界を作った里でも集団で畑に入ってくる。そうなると、手に負えなくなり、天井まですべて柵で覆うか、土に埋まっているものしかつくれなくなる。きちんと追い払う方法を徹底して継続していかないと、農業をはじめた人も離農していくことになりかねない。獣害対策の先進地にサルの対応を学び、住民すべての理解の下、取り組まなくてはいけない問題ですね。」 大きな問題ではあるが、そう語る米谷さんの顔はどこか自信に満ちていました。何か秘策があるのでは・・・。 米谷さんがしとめた鹿は青の里まるごとランチで味わえます。 |